毎日の暮らしの中で ときどき、 自分が島で生活していることを 忘れてしまうときがある ときどき、 島での生活があたりまえの生活に感じてしまうときがある そんなとき 私が仕事帰りに寄り道していく場所がある 職場の敷地内にある たかい たかい 丘の上 カーモリの峯という丘の上 「カーモリ」とは、島の方言で「家に帰ったか」という意味らしい そこから空を見上げれば 手を伸ばせば届きそうなくらい 近くにあるように感じる空がある そこから島を見下ろせば ゆっくり ゆっくり カメさん速度で 走る 軽トラックや 西日の差した海にプカプカ浮かびながら お友達と語らい のんびり波を待つサーファー達の様子がみえてくる カーモリノ峯は ゆっくり ゆったりとした島の時間が流れていることを 再認識させてくれる丘 忘れかけていた 島で暮らしはじめた頃の記憶を 思い出させてくれる丘 ・・・でも 何度足を運んでもわからない、マカ不思議なことがふたつある 丘の名前がどうして 「家に帰ったか峯」 というのか わからない どうしたら 「カーモリ」 が 「家に帰ったか」 となるのか わからない Rainbow Hill なぁ~んてロマンティックな名前を付けちゃう 島のロコたちのことだから きっと、この丘にもロマンあふれる由来があるのにちがいないけれど、 ロマンのカケラもない私は、 コウモリの 「コ」 が 「カ」 に訛ってしまっているに違いないと思い、 コウモリが飛んできやしないかと いつもビクビクしながら丘を登っている。
by Kailani073
| 2005-09-02 16:12
| 未分類
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by kailani073
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