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プルメリアのお話し その2

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TELEPATHY

言語・表情・身振りなどによらずに、
その人の心の内容が直接他の人に伝達されること。精神感応。
( 大辞泉より)

願っても 逆立ちしても 叶わないとき
考えても 悩んでも 答えが出てこないとき
自分の心が幽体離脱して 他人の心に入り込むこと
(MANA泉より)


東京に住む、花嫁友人、YUKOさんから、一通のメールが届いた。
「結婚式のテーブルフラワーなど、お手伝いをしてもいいですか?」

枝から切ってしまうと長持ちしないプルメリアを
一体どうやって ブーケにしたら良いものかと 
頭を悩ませていた花嫁の身に、テレパシー現象が起こる。




またまた、灯台下暗し。
花嫁は、西アフリカで生け花を広め、フランス人に華道を教えた経験のある
頼もしい友人がいたことをすっかり忘れてしまっていた。

すぐに連絡を取り、これまでの経緯を話した。
彼女は快く、ブーケ作りを引き受けてくれた。

式の前日に、島入りをしたYUKOさん。
空港からそのままの足で、ホテルと、フルーツガーデンの下見。
お花屋さんでもお花を調達。

そして、式の当日、夜明けとともに フルーツガーデンへ向かい、
プルメリアや、前日に、下見をして選んでおいた、
花材に使えそうな花や植物を切り、
急いでホテルへ運び、会場装花、ブーケ作りに取りかかる。

YUKOさん1人の作業では到底間に合わないため、
お手伝いをするために、早い時間からホテルに来てくれた人たちが、
アシスタントを買って出てくれた。

遠方からはるばる出席してくれた友人
お花とは、ても縁が遠いような海男
ブキッチョな新婦の弟、弟の婚約者
そして、新婦の父親・・・

YUKOさんの指示のもと
みんな、見よう見まねで、 ひとつ ひとつ 
プルメリアの花を摘み、ワイヤリングを施し、
くる くる テーピングして 最後にモンステラのアクセントを入れる。
人前式が始まる15分前、
世界でひとつだけのブーケが出来上がった。

ブーケ作りの作業は、花嫁がメイクをする控え室で行われていたため、
鏡越しからずっと、ブーケ作りの作業を見つめていた花嫁。
式の前から、こぼれそうになる涙をグッとこらえるのが精一杯であった。。。

家族の愛と、友情は、どんなに離れていても変わらないものなのですね。

夢を叶えてくれて本当にありがとう。
by Kailani073 | 2005-08-05 11:34 | Wedding
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